ローラー消しゴム

雑談と日記

REIWA、ラグジュアリー、我慢。

 

5/1

 

好きなミュージシャンの新譜を聴くのは本当に緊張する。アルバムだと特に。

本気には本気で返すのが筋だろう?ベイベー

何をカッコつけとるだ!

 

生半可な気持ちでは聴けないので、深呼吸を何度もして震える手で再生ボタンを押す。

再生ボタンを押す瞬間というのは「人生における瞬間ランキング」では「最も緊張する瞬間」と「最も好きな瞬間」に確実に上位に入っている。

再生ボタンのカチッという感触も大事です。

 

心も体も万全な状態で臨みたいので、発売日に手に入れていても発売日に聴けないこともある。

しかし今回は別だ。絶対に初めては今日5月1日じゃないとだめだ。

そうです。清竜人さんの新しいアルバムREIWAを聴くんです。

体を清めなければ…清さんだけに…という冗談はさておき、お風呂に入って歯を磨いて体は万全な状態だ。

心も…結構いい感じ!

 

聴いた。DVDも見た。

 

これは私個人のことですが、穏やかな土台があって初めて心を揺さぶられることが素敵な瞬間だと思えるのだなということに気づきました。

 

音楽はいざという時自分を何も救ってくれないと思う時もあるけど、やはり音楽って素晴らしいな、楽しいな、好きだなと思いました。

ありがとうございます。

今、一緒の時代に生きていられて良かったです。

これからも!ずっと!

25を経てまたソロになった竜人さんのMVではリップシンクが全くなかったけど、このMVではリップシンクがあるところが超グッときてしまった…。

 

5/2

 

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弟の幼少期の写真を母がなぜか何枚も送ってきた時の私の返答です。

間違いなく世界一かわいいです。まん丸のおもちのようなふんわりとしたほっぺたの三頭身がたまらない!

ふとした瞬間に写真を眺めては癒されています。

どのボーイズ&ガールズ&アニマルズも敵わないよ。あの愛くるしさにはよ!

 

 

あーみんなに見せびらかしたい…

 

 

 

恋してたら絶対恥ずかしくて作れないような、いかにもな軽ーいわかりやすいラブソングを作ってしまった。

 

5/4

 

この世で一番美味しい飴は黄金糖なのかもしれない。

早く寝なきゃいけないのに昨日の夜中急に歌詞を書いてしまった。

こんな曲を作ってみたいという理想だけはある。

 

今日は暑かったからか、急にタピオカミルクティーが飲みたくなってスーパーに行ったら売り切れだった。

仕方なくコンビニに行ったらタピオカココナッツミルクひとつしかなかったのでそれを買った。

苦手な味かもなぁ〜と思っていたけど飲んでみると癖になる味で美味しかった。高温多湿の異国の地を想像しながら飲むと更に美味しかった。

疲れた体に染み渡った。

タピオカを上手く吸えるようになりたい。

タピオカを飲んだらお腹が痛くなるのではなく、冷たい飲み物を一気に飲んだらお腹が痛くなるのだということに気づいた。

 

5/5

 

犯罪に巻き込まれて、抵抗したら覚醒剤を打たれて犯罪者の言いなりになる夢を見て起床。

覚醒剤を打たれた瞬間、心臓がドックンと大きく脈打って世界が黄色と黄緑色になって五重ぐらいに見えてぐわんぐわんぐわんと脳から幻聴が聴こえて恐ろしかった。

もっと楽しい夢を見たいよ〜〜ダメ。ゼッタイ。

 

5/6

 

たまには体のラインが出る服を着ないと、人はどんどん服に合わせて体が変化していくということをワンピースを一年以上ぶりに着て実感する。

怠惰な体になっている。

洗濯順に適当にぶかぶかのズボンとシャツばかり着ていてはだめだ…

たまには服をコーディネートしてお化粧を丁寧にしてアクセサリーをつけなければいけない。

いきなりやれと言われても上手く出来ないからだ。

だけど家や労働や病院やコンビニごときでおしゃれしようという気にはならない。

やはりどこかに出かけなくちゃいけないんだ。

そのためには休みが必要なんだ…。

 

 

今日は清竜人さんのライブだった。

二度目のフラミンゴ・ジ・アルーシャという会場。

しかし、ラグジュアリーな空間というものをなめていました。

そんなこと言っても竜人さんのライブっていつもラグジュアリーやんとか思ってたけど、想像以上でした。

テーブルが何個も並び、いい感じの開演前ジャズミュージック、いい感じのお酒やディナー、いい感じの暖色照明………。

自分なりの正装をしてきて良かった…とこの時は思いました。

雰囲気に任せてお酒を頼みました。

はじめてライブ中のドリンクでお酒を飲みました。普段は絶対飲まないけど竜人さんのライブだから飲んでみようかなという気になりました。

 

ライブが始まりました。

ピアノとコントラバスとギターのトリオってすごくいいな〜竜人さんの歌声がこの空間に映えているなぁ、素敵だなぁと思いました。

好きなミュージシャンのライブの演奏をBGMにディナーなんか出来るわけがないので、何も食べずに姿勢を正してライブに集中していました。

 

令和とともにREIWAというアルバムが発売されて6日目にこうしてまた竜人さんのライブに来ることができたんだ!私は生き抜いたんだ!

生きたから会えたんだ!と少々感傷的になったりもしました。

 

しかし…………………徐々に……………私は………………言いにくいのですが………………………………………

尿意を感じはじめたのです。

漢方を飲み始めてから副作用(?)で頻尿になったことを自覚していたので、今日も少しだけ心配ではあったんです。

でもライブだよ?いけるだろ!という気持ちの方が大きかったです。

偶然にも今日は大雨で肌寒い。私は「正装」ということで慣れないワンピースを着ている。しかも生地が薄くて膝丈の。

微妙にクーラーの冷風を感じる中、尿意はだんだんと増していきました。

 

今か今かと待ち望んだ3ヶ月ぶりの竜人さんのライブ。

なのに…………途中から心ここにあらずの状態になりました。

それでももちろんいいな、素晴らしいなという感情は残っています。

竜人さん髪伸びたな、とか思ったりもしてたし。

 

額から冷や汗が止まらない。

ここからは自分との戦いです。

手のいろんな場所を目一杯爪を立ててつねって紛らわしたり、とにかく下半身に意識を持っていかない、はち切れそうな膀胱をイメージしない、トイレをイメージしない、ライブに全神経を集中させる、今が人生最大の試練であり修行なのだと思う、リズムに乗って揺れないなど出来ることは全部やりました。

なぜか、舞台上にいる演奏者の誰かも実は今トイレに行きたいんじゃないだろうかという想像までしていました。

 

竜人さんがあと二曲ですと言いました。曲名も言いました。

私は瞬時に二曲それぞれの曲の長さを頭に思い浮かべました。

Aメロはこのくらい、アウトロはこのくらい、などと。

もう無理だ、もう限界だと思いました。

だけどあと二曲だ、もうすぐだ、絶対に耐えてみせると強い意志を持ちました。

だけど……もうすぐ終わるという気の緩みは膀胱の緩み。

もう本当に無理だと思いました。漏れると思いました。

本編ラストの曲が終わり、竜人さんがはけました。

私は瞬時にトイレに駆け込みました。

同じくトイレに駆け込んだ人がいましたが幸いにもトイレは二つあったので助かりました。

この世で一番スッキリした顔をしながら手を洗っている時に、音楽が聴こえてきました。

なんと早々にアンコールが始まっていたのです!

私は冷静に早足で席に戻りました。

アーティストがアンコールで少し照れもありながらいそいそと充実感に満ちた顔で舞台に戻ってくる様子を見るのが好きな私としたことが…その瞬間を見逃しただけでなく曲の途中から聴くだと………!?

映画を途中から見るのと一緒で許せないことだ。

しかもこの曲は………2月の同じ会場でのライブの時に、次のライブでもしかしたら演奏するかもと言っていたキーが高い初期の曲………レアじゃないか………。

 

なぜ尿意にここまで振り回されないといけないのか、悲しくて屈辱で、席を立った自分が許せなくて、身体や漢方や天気や慣れないワンピースを恨んでも仕方がないとわかっているけど本当に悔しくて悔しくて、本編とアンコールの間にトイレを終わらせることができなかった自分に絶望して、でも今は体はスッキリしていて、曲は良いしライブは素晴らしい。

この忙しい感情はなんなんだよ!!もう泣きそうになりましたよ。

今も泣きそうだよ!

ライブが終わり、時計を見ると1時間半しか経っていませんでした。

薄くなって残ったお酒をがぶ飲みしました。

1時間半の間に私はどれだけサバイブしていたのでしょうか。

ライブ会場の最寄り駅に着いて私はまたトイレに行きました。膀胱いかれとんか!

電車に乗って左手を見ると爪の跡が赤くくっきりと何箇所も残っていました。

 

尿意なしでもう一度今夜のライブを観たい。

最初から最後までライブのみに集中したい。

私は今のところこれから竜人さんのライブを観れる予定がゼロなんですよ。

おいらさ、ワンピースの下にRYUJINって書いた緑色のTシャツ着てたんだぜ?

REIWA  Tシャツももちろん買ったんだぜ?

今日という日を焼き付けようとしてさ。

29歳の竜人さんを生で観れるのは今日が最後だしさ!

 

尿意、返してくれよあの時間を。

本当のラグジュアリーを取り戻そう。

今日のフラミンゴ・ジ・アルーシャでのライブは尿意の思い出じゃない。

「そんな日もある」と簡単に片付けられるわけがない。

同じライブは二度とないんですよ。

「終わらないでほしい」が「早く終わってほしい」に変わるのがどれだけ悲しいか悔しいか不本意かわかりますか。

 

膀胱に向けて咆哮する。

「ブラン尿デイズ!!」

うるさいよ!こんな時まで程度の低いダジャレを言うな!

 

家の最寄り駅に着いてまたトイレに行きました。

膀胱は悪くない。そう、誰も悪くないんだ。

不運が重なってしまっただけなんだ。

今はまだ許せないけど許してくれよ。

もう少し時間が経ったらきっと大丈夫になるから。

いつか笑って話せるだろうか。

 

 

一生忘れられない日になりました。

 

 

 

 

 

 

笑ってくれ!!!!!!