新幹線に乗る前に朝ごはん用のお弁当を買った。
新幹線で食べるお弁当はいつもより美味しく感じる。
漬け物が愛らしい。
少量しか入っていないので大事に食べる。
おにぎりに入っていたあさりは残した。
忘れ物をしていないかと考えてみると、マスクを忘れていることに気づく。
どこにでも売っているから特に問題ないが余計な出費だ。
昨日寝るのが遅かったので、いつのまにか爆睡していた。
東京駅では迷わなかった。
2年前なぜあんなに迷ったのかわからないぐらいスムーズに電車に乗った。
だいぶ早く目的地に着いた。
と思ったが、そんなことはなかった。
既に物販は長蛇の列だった。
3時間半ぐらい並んだ。風が寒く、日差しは強かった。
充電はどんどんなくなっていく。
リハーサルの音漏れだけが心の支えだった。
だいぶ体が疲れてしまった。
やっとグッズを購入し終えると、
お腹が減ったのと、座りたかったので、駅に向かえば何かあるだろうと巨大な公園に沿って進んだ。
東京は緑が本当に多いなぁと驚いた。
団地もあった。
オフィス街と駅がすぐそこに見えているのにたどり着けない。
武道館と緑と何かの施設と団地が巨大なシェルターの中にあって街と隔離されているように感じて、すごく不気味だった。
学校から帰ってくる小学生、小さい子どもが公園の中で遊んでいるのもなんとなく幻想のような感じがして怖かった。
ディストピアに迷い込んだ侵入者の気分だった。
警備員の人の前を通る時、なんとなくこそこそ歩いた。
早く抜け出したかった。
そして、駅にたどり着いた。
この夕方の微妙な時間にやっている店はあるのだろうかと少し不安になったが、蕎麦屋が開いていたので入った。
やっと座れた。ホッとした。
月見そばを注文した。
後ろに座っている中年男性のグループの一人が「下町に行きゃあいいんだよぉ〜」と大きな声で言っていて、なんかドラマみたいだなと思った。
月見そばは、出汁の醤油がすごく濃くて関西との違いを感じて新鮮で良かった。
食べ終えて温かいお茶を飲むと、すごく眠くなってきた。
店を出てお手洗いに行き、個室の中で一分ぐらい寝た。
そしてまた私はディストピアへと戻ったのであった。
▷to be continued…
カッコつけるのも板についてきたネ。
隣の座席の二人組の女の子が関西人で、夜行バスで帰ると話していた。同じだネ。
遠足で民博に行ったと話していた。
まさか同じ大学じゃないよな?
さて、ライブがもうすぐ始まります。
せっかくなので関東の漫才の締め方で終わりましょうか。
いい加減にしろ!
ありがとうございました〜〜〜!!