クックパッドを見ながらたまご丼を作った。
https://cookpad.com/recipe/1873410?psm_fnr=1
だしをいれる→玉ねぎをいれる→卵をいれる
が正しい順番なのですが、
だしと卵を混ぜたものをいれる→玉ねぎをいれる
と間違ってしまったことにより、玉ねぎがほぼ生という痛恨のミス…!
慌てて卵の中から玉ねぎを取り出しフライパンで炒めて盛り付けるも、フライパンの焦げが混ざってしまった。
玉ねぎシャキシャキしてていい感じ〜
SIZUYAのカルネみた〜い✨
と自分を励ます。
卵は少し火が通り過ぎたが、やさしい味だ。
やさしさに侵入する苦味。
なぜだ!
なぜクックパッドを見ているのに間違えるんだ!
小5の時のほうがもう少し料理が上手かった気がする。
学童を卒業したことにより一人で家にいる時間が増え、創作料理に情熱を注いでいた。
足で踏んでうどんも作ってた。
全く麺を吸えずのどごしは皆無だったが、達成感はあった。
オムライスも作ってた。
卵の真ん中を切ったらトローっとなるやつに憧れて、包丁で真ん中を切ったら見事に半分にパッキリ切れて、卵を2個以上使わないとできないのだと知ることができた。
あれ?昔から料理下手じゃないか…………………
とにかく昔は情熱があったんです!
クックパッドは見なかったし、自分で考えて作ってみようという意欲があったんです。
めちゃくちゃ料理を楽しんでいたんです。
今はどうでしょう。
とにかく面倒くさがってるじゃないですか。イライラしてるじゃないですか。
うどんを踏んでいた時のお前キラキラしてたよ。
創作料理について作文を書いて先生に褒められた時のお前キラキラしてたよ。
なぜ料理を作るのが億劫になったのかを思い出してみると、高校生ぐらいの時、
父になにか作ってくれと言われて
じゃがいもと小麦粉を混ぜて平べったいチヂミみたいなものを作ったことがあった。
じゃがいもを生ですりおろして焼いたのが間違いだった。
父に食べさせる前に味見をしてみたところ、強烈なアクによる苦味が口の中に広がり、一口、二口が限界だった。
そんな私の様子を見た父は苦笑しながら「いらない」
と言った。
ショックを受けた。
でも当たり前の反応だと思った。
その時から私の中から誰かのために料理を作りたいという気持ちがなくなっていった。
もし失敗したらどうしよう、まずいと言われたらどうしようという恐怖心が私を支配した。
大学生になってからは、自分一人が食べる用の料理とも言えないものをたまに作る程度になった。
味覇を使ったチャーハンの研究。
たらこスパゲッティの研究。
トマトクリームスパゲッティの研究。
たくさん失敗した。
でも食べるのは自分だけだ。誰にもまずいと言われない。
ある日、ネットでカップスープを使った超簡単カルボナーラの作り方がのっていて、作ってみた。
成功した。
家族に振る舞っても大丈夫だと思える味、見た目だった。
嬉しかった。やれば出来るかもと思った。
思わず写真を撮って母に見せた。
「へぇ〜すごいやん!」と母は言ってくれた。
料理は楽しいものなのだ。
私はひとり、研究をやめない。創作をやめない。
いつかまた、家族が美味しいと笑って言ってくれるその日まで…。
to be continued⇨
またもやかっこつけて〆てしまった。
玉ねぎの苦味がまだ微妙に口の中に残っている。
チチヤスかわいいし食べヤスいよね。
前、母に「これ食べていいの?」って聞いたら、「いいよ。子ども用に買ってきたやつやし。」と言われて、弟は中学生だからわかるけど、私も子どもなんだとちょっと笑ってしまった。